~代表 福本崇先生へのQ&A~
―最初に、税理士を目指されたきっかけを教えてください。
大学卒業後15年半は会社員をしていましたが、中堅に差し掛かったとき「自分で独立してやってみたい」と考えるようになったのがきっかけです。「税理士」という仕事を選んだのは、その影響力の大きさです。実は、会社員時代に生命保険の提案業務をした頃、自分としては「これはお客様に対して完璧にプレゼンできた」と思った案件が何故か通らなかったという経験をしました。原因は、「税理士の先生の意見により却下された」と後から知りました。その時に、専門知識を持つ税理士というのは、会社の経営に大きな影響を与える仕事だと実感し、税理士を目指すようになりました。
―会社員時代はどのようなお仕事をされていましたか?また、今のお仕事に活かされている部分はありますか?
損害保険会社に勤務し、システム部、営業部、IT企画部、営業企画部と、いろいろな分野の仕事を幅広く経験してきました。最も役立っているのはシステム部の仕事だと思います。税務の仕事において経理、財務などの会計は、コンピューターなしでは成り立たないですからね。営業での仕事では交渉力や折衝力といったスキルを養えました。社外の方と関わる中で広く社会を知る経験ができたことも、今の仕事に活かされていると思います。IT企画部、営業企画部にいた頃は、フレームワークやデータ分析などを通じて、ロジカルに課題解決や目標設定する方法も学びました。その経験は、今の仕事でのコンサルティングに役立っている実感があります。
―事務所を開かれたとき、理念として「経営者に勇気を」を掲げられていますが、その理由を教えてください。
私自身も経営者でありますが、経営とは決断の連続なんですね。私は会社員時代に、本社の管理部門で会社の意思決定に関わる仕事もしていました。その時上司に言われた、「自分たちの後ろに誰も居ないつもりで決断をするように」という言葉が今も頭に残っていて。自分が最終責任者として物事を決めるということが、いかに大きいかということです。経営者は事業の成長はもちろん、お客さんや会社、従業員、その家族の生活など、いろいろなものを背負った上で決断をしなくてはならない。そういう経営者の孤独な部分を支え、時には背中を押してあげたいという思いを、事務所の理念として掲げています。
会社紹介About
~働く環境〜
■税理士として着実に成長できる職場環境を
幅広く経営の悩みに幅広く対応できるオールラウンダー的な税理士事務所を目指しています。税務のスペシャリストであることはもちろん、それだけでなく、税務から派生するさまざまな経営者の悩みにも対応しています。「経営者に勇気を」という事務所の理念にも繋がっていて、事務所の強みです。
■事務所で働くメンバー
年齢構成は若手から中堅までバランスが取れています。小規模のため、それぞれの業務に関してお互い把握しやすいですし、IT はこの人、会計についてはこの人といった感じで必要があれば相談し合ったり、助け合ったり出来る環境です。
■働く人の教育・育成環境
所長は上場企業のマネージャー経験もあるため、仕事のやり方、仕事に対する考え方も含め指導いただけます。上司として、それぞれのメンバーのスタンスや実力に応じて、あえて本人に裁量を持たせたり、経験を積ませたりということも意識してやっています。色々な経験を積む過程で、個々人が自信をつけ、自ら目標を見つけてほしいです。
大事にする事Value
〜事務所をまとめていく上で大切にしていること〜
一番大切なのは、しっかりコミュニケーションをとることですね。専門士業としての経験や企業に勤めていた経験から自分の考えを伝えるときは、上から目線にならないよう「大切だと思っていることを素直に伝える」ように意識しています。経営理念の一つである「家族に安心を」というのは、お客様のご家族だけでなく、うちの従業員の家族という意味もあります。本人が成長でき、安心して働ける職場を提供することで、そのご家族にも「この事務所で家族が働いていて良かった」と思ってもらえるような経営をしていきたいです。
メッセージMessage
〜こんな方と一緒に働きたいです〜
税理士としてだけでなく、人として一緒に成長していきたい」そんな風に考えられる人と一緒に働けたら嬉しいですね。税理士は「先生」と呼ばれる職業ではありますが、私はあえてその言葉を意識しないようにしています。もちろん、専門家としての意見を求められればアドバイスしますが、ときには経営者と同じ目線に立って一緒に考えることができる存在でありたい。税理士という専門家でありつつ、一人の人間としてどれだけ経営者に寄り添えるか。そういう意味で、税理士は「“人”を売りにする商売」なんじゃなないかなと思っています。